<2011.1.24 追記>
ここでいう「MacBook」は、2008年10月15日以前に発表された
ポリカーボネート筐体のMacBookのことです。
2008年10月15日以降に発表されたポリカーボネート筐体のMacBookについては、
構造が見直され、強度が増しているようです。
昨年、PowerMacG5を修理に出していたときに
仕事にならないので緊急避難的にMacBookを買ったんですが、
1年弱使っているうちに特定の箇所が割れ始めました。
割れたところから内部構造を見ていると、そりゃ割れるよねって感じだったので
ちょっとまとめておきます。
いま、戸田のMacBookで割れているところは2か所。
右パームレストの辺縁部と、ディスプレイ左上の突起部分です。
パームレストには、とりあえずパーマセル貼ってごまかしてますが・・・痛々しい。
パームレスト辺縁部が割れる現象は世界中のMacBookで頻発しているらしく、
flickrで胸が痛くなる写真がたくさんアップロードされています。
My MacBook Was Cracked By Itself
http://flickr.com/groups/crackedmacbook/pool/
戸田のMacBookが割れたときに、なんでこんな割れ方するんだろう?と気になったので
割れたところから内部構造を確認してみたら、だいたいこんな感じでした。
そりゃ割れるでしょ!
パームレストの天板や液晶画面の辺縁部は1~2mm程度の薄いプラ板なので、
ちょっと荷重がかかれば割れてしまうほどの強度しかありません。
それなのに、持ち運び等で画面をたたんだときに
構造的にとりわけ弱いところに力が集中するようになっているわけです。
設計ミスと言って問題ないでしょう。
一応Apple側では保証期間外でも修理に応じている状況らしいですが
そもそも設計ミスなのでは、修理したところでいずれまた同じところが割れてしまいます。
ユーザー側である程度対策した方が良いかもしれません。
かんたんな対策としては、
辺縁部に何か所か緩衝材を貼って、
画面をたたんだときの荷重を複数の面で支えるようにすることでしょうか。
現状のMacBookでは2か所、線で支えているだけですからね・・・
実用を考えると、赤いエリアに貼るのが無難でしょうか。
もともとある支えの突起は0.5〜1mm程度の高さなので、
厚さ0.8mm程度の布を貼ると効果がありそうです。
8月頃にMacBookをいったん外装修理に出しますので、
その後に対策して、またレポートしようかと思います。
<追記 2008.8.29>
実際に緩衝材を貼ってみました。
http://scissorhands.jpn.org/2008/08/macbook20080829.html
<追記 2009.4.10>
Appleがひび割れ問題をサービスプロバイダー向けに
「公式に」認め、アナウンスしはじめているとの報道がCNET Japanでありました。
http://japan.cnet.com/news/tech/story/0,2000056025,20391348,00.htm
MON
mac book 使い始めて1年と1カ月。ディスプレイの突起部分上が割れました。
サポートに電話してひびわれ無償修理について聞いてみたところ、
ディスプレイの突起部分上は対象じゃないそうな。こんなに弱そうな部分なのに!
あ〜割れる前にここのサイトに辿り着きたかったです(泣)
戸田 広からMONへの返信
なかなか、割れるまではこういった情報って探さないですからね。
突起部分は、なかなか割れていることに気づかない部分なので、
騒いでる人が少なくてAppleも適当なのかもしれません。
最近のMacBookは、ゴムの突起がベゼル全周に着く形で改善されていたはずです。
やっぱり設計ミスだったんだな・・・