MySpace雑感20080521

今ちょっと作ってるものがMySpace向けのブログパーツ的なものにもできるんじゃないかと思い立ち
開発者向けの資料が公開されていないかどうか調べたら、
どうやら少なくとも一般アカウントを取得しないと
その辺のオフィシャルな情報やユーティリティは参照できないもよう。
(そもそも今日MySpaceのトップページにアクセスしたら、登録を執拗に要求された)
つまんないねえ。
戸田自身は「友達の量・質」競争がメインになってきたつまんないSNSにわざわざ参加したくないけど
みんな参加するようになってきたので、そこにも対応できるものを作りたいだけなんだ。

そういえば、あのMySpaceという何の魅力もないただ流行っているだけのものに
ずいぶんいろんな人が関わっておかしなことになってきたよなあ、と思ってたのだった。
ちょっと書いてみよう。

SNSを利用して音楽業界の次の収入源にしようと言う試みはかなり前からあったので忘れたけど、
どうも1〜2年くらい前からMySpaceを焚きつけようとしてるなあ、というのを感じてた。
その中でも一番醜悪だったのが、昨年2007年からの「たむらぱん」に関する一連の流れだ。

ネットで話題沸騰中!“たむらぱん”って知ってる?
http://www.barks.jp/news/?id=1000030534

BARKSがこんなグダグダな内容の記事を書くなんて知らなくて、当時はすごいショックだった。
この時点でたむらぱんは別に話題沸騰なんてしてなくて、
ただフレンド数をやみくもに増やしてただけだったからね。
でも何が一番ひどいって、
戸田がこのニュースを最初に見たのは2ちゃんねるの「痛いニュース」経由だったってことだ(笑)

該当スレのまとめサイト
http://nw2.blog112.fc2.com/blog-entry-311.html

たむらぱんはたまたま2005年に下北沢でライブを見たことがあって
そのときはピアノ弾き語りのシンプルなスタイルと
理由はよくわからないけど彼女の歌声に素通りしがたい何かがあってすごく良かったんだけど、
CD買ってみたらずいぶんオーバープロデュースな感じでちょっとがっかりしたのだった。
で、次に再会したのが2ちゃんねるというこれはひどいwwwwwww

たぶん、彼女の周りにはお節介の良い人たちが多すぎるのだろう。
その成果として、実態を伴わない成功例としての評価と、戸田の失望を得たわけ。
今のところ、報道上の彼女の枕詞にMySpaceしかついてなくて
音楽的な評価がまったくないのが悲しいよね。好印象のあったミュージシャンだけに、特に。

で、その辺からいろいろあってアメリカでの「成功例」も日本で報道され始めて
日本でもそれにつられた売れないインディーズミュージシャンが参加し始めて
大部分はただのフレンド数競争に突入していったわけ。
実につまらない!
だってそれで行き着くところってのは、大部分が同業者の単なる相互リンク集なんだから!
ファンが増えたりとかの、外向きの広がりがないよ!

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なんてずっと思ってたんだけど、

MySpaceがエイベックスなど33社と協業、「才能の出口」ビジネス拡大へ
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2008/05/20/19624.html

本来なら、ミュージシャンにとって
ディストリビューターの介入を必要としなくなるはずだったWebメディアが
なぜかまた2軍メディアに堕しはじめたということなのか。
まったくばかばかしいよね!
「インディーズ」っていうのは「マイナー」と同値じゃなかったはずなのにね!