けっこう前から、自前のプログラムで一斉送信したインフォメールが届いてないと
お悩みのバンドマンをよく見かけるようになりましたが、
最近メール送信プログラムを自分でも書くようになってようやくその気持ちがわかるようになりました。
原因は、メールサーバーの問題よりは
独自ドメインの設定にSPFの記述がないことが大半のようです。
Wikipedia日本語版「センター・ポリシー・フレームワーク」
携帯電話向けのメールについては、キャリア各社がだいぶ前からSPFに対応していますが、
最近はPC向けのメールについても多くのプロバイダーが対応しているようです。
【DoCoMo】
http://www.nttdocomo.co.jp/service/mail/imode_mail/sender_id/
【au】
http://www.au.kddi.com/notice/manner/jyushin_policy/spf_record.html
【SoftBank】
http://developers.softbankmobile.co.jp/dp/tech_svc/mail/spfdomain.php
詳細な説明や手法は割愛しますが、
要はDNSにTXTレコードをひとつ追加するだけです。
ダイナミックDNSサービスでもZoneEditなどではTXTレコードが追加できるようなので
一度DNS設定を見直してみてはいかがでしょうか。
なお、SPFに対応しているかどうかは
Mac OS X や Linux なら、digコマンドを使ってTXTレコードについて問い合わせるとわかります。
【SPFに対応している例】
$ dig TXT biglobe.ne.jp〜〜中略〜〜
;; QUESTION SECTION:
;biglobe.ne.jp. IN TXT;; ANSWER SECTION:
biglobe.ne.jp. 10800 IN TXT "v=spf1 include:spf01.biglobe.ne.jp include:spf04.biglobe.ne.jp include:spf06.biglobe.ne.jp ~all"〜〜中略〜〜
【SPFに対応していない例】
$ dig TXT scissorhands.jpn.org〜〜中略〜〜
;; QUESTION SECTION:
;scissorhands.jpn.org. IN TXT;; AUTHORITY SECTION:
scissorhands.jpn.org. 600 IN SOA master.dns.ne.jp. tech.sakura.ad.jp. 2004081424 3600 900 3600000 3600〜〜中略〜〜
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