思うところあってフィルムの自家現像に挑戦中です。
自家現像といっても全然おおげさなものじゃなくて、
暗室なしでもフィルムの現像ができる「ダークレス」というキットから手をつけています。
この年になって初めてダークレスってのもアレですが・・・。
上の写真は、FUJIFILM NEOPAN 1600をダークレス現像したものです。
けっこうちゃんとできてるでしょ。
ダークレスは、3回分の現像液などが全て込みのセットで1000円程度と、
とってもリーズナブルかつ初心者向けの白黒フィルム現像キットです。
慣れは必要ですが、フィルムってこんな風に現像できるんだ、という
素朴な感動が味わえます。
きれいな現像はちょっと難しくて、ムラが出やすいんですけどね。
実は数日前にKodakのT-MAXでテスト現像したのですが、
全く要領がわかってないくせに増感現像を試みようとしたことや、
構造上Kodakのフィルムはダークレス現像が難しいことがあり、
大失敗してしまったのです。
今回は至ってオーソドックスに現像しました。
結果はなかなか良いです。
何回かやるとうまくできるみたいですね。
世の中にはこれでカラーフィルムの現像までこなす猛者がいるようで、
僕も1回カラーをやってみてから、タンクを使った自家現像に挑戦してみます。
ひとよたけ
いい写真ですねえ。
矢印の向かう先、そして電線の走るヨコ、ナナメ上、それぞれの方向に、ずしっと力がみなぎっているような感じがします。
電信柱もその勢いに引っ張られているみたい。
こういう構図って、ヒトが作為的に作ろうとしても、ぜったいに作り出せないもののような気がする。
私たちの世界の中で、最初からそこにあったもの。だけど、誰もそれに気付かなかったもの。
カメラのレンズって、そういうものを掘り起こすのが上手なのかもしれませんね。
あ。上手なのは戸田さんか。
戸田
下北沢の街の空には、電線が多くはしっています。
ふと空を見上げたときの幾何学模様、なぜだか妙に生々しさを感じるのです。
ヒトが作り出してきた、ただのモノのはずなのに。
下北沢という街のじりじりと迫るような活力は、こういうところにも現れます。
僕はまだ写真下手ですっ。
ロビー@良音聴者
自家現像!?
数年前は暗室に住んでいるような状態のアパートでした。
僕自身は音楽カメラマンから、音楽業界での仕事に飛び込んで写真はやめたのですが、時間とお金があれば奥の深い、追及したい道ではあります。
(当時はプリント洗浄器まで自作して、毎週数十本のフィルムを現像していた>プリントしきれない(笑)。プリンターになろうかと考えたこともあったが、ネオパンスーパープレスト1600の2段増感がデフォルトなんて汎用性に欠ける)
給料の半分が薬品と印画紙に消えていた青春時代も、売っぱらってベトナムへの旅費と消えました。。。。
戸田
はじめましてこんにちは。
アツい。<売っぱらってベトナム
自家現像特訓中です。
プリントもやりたくなっちゃうんだろうなあ・・・。
僕の写真は今のところ現像手法とは違ったところを追求していますが、そうも言ってらんないので自家現像はじめた感じです。
デジ一眼→フィルム一眼→自家現像という、完全に世の中の流れに逆行です。
時間もお金もないですが、工夫と気力で乗り切っていきます。
体力がないのが困りものです・・・。