濃密時間

よく、年をとる毎に時間の流れが早くなっていく、なんてことを聞きますが、僕は全く逆でどんどん時間の流れが遅くなっています。
1ヶ月前のことが1年前のよう。

と、話すのが今年の春先までの僕でした。
ここ半年ほど、妙に僕の時間の流れが早まっています。

なんだか焦ります。

時間の流れが遅かった理由を自分なりに考えると、それは「あまりにいろんなことがありすぎた」からかなあ、と思ったりもします。
楽しいこともいろいろあったけど、つらいことも多かった。
それまでの人生とは比較にならないものが、ここ3、4年ほど大挙して押し寄せていたように思います。
濃密な時間。何かしらの形で、誰もが通る道だとは思いますが。

じゃあ今はどうなんだ、と。
淡いのか。薄いのか。
それを考え出すと、焦ります。
手、抜いてない?
それとも今までが異常だった?

全然別のところに理由があるかもしれませんけどね。
僕は今年の春先に実家から出て一人暮らしを始めたのですが、実家時代はどこへ出かけるにも1時間半かかっていたのですごく自分の一日のスケジュールに対してシビアになっていたのです。いつ出かければいつまでにどこまで行けるから云々。そしてひとりで考える時間が長く続く移動中。
便利の良い都内に引っ越してきて、それら冗長にも思える部分はなくなったわけですが。