9hours行ってきた。

1月末に京都に行く機会があったので、
9hoursに泊まってきました。
軽く、予約からの利用レポートなど。
(このサイトに「9hours」で検索してくる人も、妙に多いしね・・・)


●予約


インターネット予約ができます。
http://9hours.jp/

9h-reserve_01.png
最初のページを越えると、
メニュー画面。
「RESERVATION」から、予約が可能です。


【良いところ】


  • アイコンが大きく、感覚的で良いです。
    はじめての人でも、何をやるべきか非常にわかりやすい。

【ん? なところ】


  • 右上から無料会員のログインが可能なんですが、
    ログアウトのリンクが無くて明示的なログアウトができず、
    セキュリティ上 ちょっとした不安になります。
    (ブラウザー終了時にログアウトになる仕様のようです)

  • 実は携帯電話向けのモバイルサイトもあるんですが、
    最初にアクセスするメニュー画面で紹介されていないので
    携帯で見られないんだー、と誤解しやすいです。
    ちなみに、モバイルサイトのURLは http://9hours.jp/m です。


次に、予約画面。
上から順に、入力していきます。
9h-reserve_02.png


【良いところ】


  • 一見、わかりやすく、入力しやすいです。

【ん? なところ】


  • 宿泊時間のGUIが、けっこう罠。
    9h-reserve_03-1.png
    一見、チェックアウト時間は
    「数字」をクリックすると選べる風ですが・・・

    9h-reserve_03-2.png
    実際は、「目盛線」にクリック判定がついてるみたいです。
    うおおおお! わかんない!



会員ログインしていない場合は、
次の画面でログイン/新規登録を求められます。
9h-reserve_04.png

ログイン後、予約内容の確認画面。
予約決定後に、予約内容を任意のメールアドレスに送れます。
このメールには、9hoursの住所や、アクセスマップへのリンクが載っています。
9h-reserve_05.png

予約完了。
9h-reserve_06.png


●アクセス


京都駅からの電車賃を安くするため、
戸田は、地下鉄の四条の駅から
綾小路通をまっすぐ5分〜10分ほど歩いて行きました。
あまり観光地してない感じの小さい通りですが、
なかなか雰囲気が良い感じ。
_MG_1509.jpg

しかし、
_MG_1511.jpg
ホテルだってわからない!!
(1回、気づかないで通り過ぎてしまいました)

Googleストリートビューで見ると、こんな感じ。
ampmと電気屋の間にあります。

大きな地図で見る


●宿泊


中に入ると、次の順にこなしていく感じです。
意匠権が深く絡みそうなのがこわかったのと、
宿泊客のプライバシーが気になったので
中の写真は撮っていませんが・・・

  1. 靴を脱いで靴ロッカーに入れる。
  2. 受付。このとき、靴ロッカーの鍵をフロントに預ける。
  3. ミネラルウォーターとか、案内の紙をもらう。
  4. いちばん奥に、男女別のエレベーター。 男女でロッカーもシャワーも寝室も無線LAN付きのロビーもフロアが違うので、 この後、ホテル内では基本的に異性に会いません。
  5. エレベーターで、まずロッカー/シャワールームのフロアに上がる。
  6. 専用の室内着に着替え、ロッカーに荷物を入れて、シャワーを浴びる。
  7. シャワーを浴びたら、寝室に行って、自分のカプセルに入る。 他にやることがなければ、そのまま、おやすみなさい。
  8. ロビーにはFON提供の無線LANが来てるっぽい(登録してないとGoogleとYouTubeしか見れなかった)。 カプセル内はPC禁止なので、 持参のPCを使いたい人はロビーまで下りてきて使う。
  9. 翌朝、受付で精算したら、チェックアウト。


【良いところ】


  • 全体的な清潔感!

  • 空調・照明・温度調節の感じが、休息所向けにかなり整ってるっぽい。
    様子見のつもりで見に行ったカプセルで、そのまま寝そうになった・・・

  • 主にシャワールーム周りの設備・アメニティの質が、妙に高い。
    タオルが良い感じだったり、シャンプーの泡立ちが妙に良かったり。
    4,900円と高めの宿泊料でも、十分もとの取れる感じでした。

  • カプセルの居心地がすごく良い。
    狭い空間をゆったり過ごすための、
    カプセルと寝具のデザインがとてもよくできてます。

【ん? なところ】


  • ロッカーがすごく小さい!
    W250mm x D500mm x H900mm ってとこかな。
    サラリーマンのスーツのジャケットが
    ぎりぎりハンガーで下げられるくらいの高さです。
    これは、いくら「素泊まり」を意識したホテルでも
    小さ過ぎると思います。
    素泊まりだからって、荷物が少ないとは限らないよ!

  • シャワーのカランがわからない!
    デザイン性に偏りすぎてて、
    どこを回せばどうなるかがすごくわかりにくい。
    冷たい水を浴びずに済む方法について5分くらい悩みました。
    他の設備は大きなアイコン付きでわかりやすいのに、
    ここだけなんだよなあ・・・

  • シャワールーム/脱衣所のセキュリティが甘い。
    すべてのシャワールームは奥で共用のバスタブにつながってるんだけど、
    そこから他の人の脱衣所に簡単に侵入できます。
    ロッカーのキーが、シャワー中も身につけて持ち歩けるタイプじゃないので
    脱衣所に置いていくことになるのと相まって、
    セキュリティレベルがちょっと低いかな、と思います。

  • 上下2段のカプセルのうち、上段にのぼるための足場が小さくて怖い。
    足場そのものはとてもしっかりしてるんだけど、
    何を手がかりに昇降したらいいのか、なかなか悩ましい感じでした。
    ちょうどいい手すりが無い、って言った方が正しいのかな。


●総評




  • 惜しい!
    できたばっかりなので、まだまだこれから改善されていくとは思いますが
    気になる点はすごく多いです。

  • 特に、ユーザビリティー面での詰めの甘さが目立ちます。
    方向性は良いのに、詰めが甘いんですね。

  • ただ、惜しい点を差し引いても
    妙に居心地の良いカプセルホテルとしての価値がすごくあります。
    荷物の少ない旅行のときに一度使うと、ちょうどいいかも。
    ビジネスホテルに泊まるよりは、旅行話のタネになりますよ。


あと蛇足ですが、 営業的にもっとがんばってもいいだろ、と思いました。

戸田が泊まった日は、京都市内で何かの団体の大会があって
どこのホテルも満室だ、と聞いていたのに、ここはガラ空きだったんですね。
外観も一見さんが泊まりにくい感じだし、誰に来てほしいのかいまいちつかめない感じ。

いざというときのすごい穴場、としておくと良いかもしれません。


●追記



この記事をご覧になった9hoursの油井様からレスポンスをいただきました。
随時改善されるとのこと!