sjue Live 2009.12.5

昨年12月のVJ参加時の映像をいただいたので、
YouTubeにアップロードしました。
ぜひご覧ください。

今回のVJ素材を作る上で
こういうのなんとかしてやりたいよな〜 と目標にしたのは
U2の最近のライブです。

LEDボールのすだれに映像ががんがん流れてて、
独特のスケールと、浮遊感があって良いんですね。
解像度がすごく粗くてローファイなのも、逆に良いところだし。

実際にLEDボールを使うのはコストも手間も信じられないくらいかかって
(フルカラーの高輝度LEDって、すごく高価ですね・・・)
個人レベルじゃ絶対できないので、
ライブハウス規模で同じ主旨の表現をすることを念頭において、
そこにできるだけ近づけるように努力してみました。
8. Whole life is a humorous drama あたりが
その辺をいちばん意識しています。

映像の光量が若干足りなくて残念なところがあったので
次はいよいよプロジェクターも自前で導入することになるか・・・


VJソフトについて、
前回のVJのときからずっとどうしようか悩んでいたのですが、
ようやくVJソフトを自作して、実際のライブで使ってみました。
自作と言っても1日で作れるレベルのかんたんなもので、
Processing上で作っています。
Processing自体はJavaのフレームワークみたいなもので、
Javaコアパッケージのクラスなども普通に使えるので
敷居はかなり低かったのが幸いしました。

要件としては、前回から気になっていた点を踏まえて


  • ムービーの上にRhythmic Circleのレイヤーをかぶせたい

  • ムービーを3チャンネルまで同時に使いたい

  • ムービー切り替え時に画面がフリーズするのを極力防ぎたい

  • ライブ中のカメラ映像をリアルタイムに合成したい


などなど・・・があったわけですが、
最終的にはOpenGLレンダリングで
jmcvideo、JMyron、Minimライブラリーを併用して実現しました。
Mac OS 10.4.11のJavaVMでは
JMyronをOpenGLで使うときにバグがあるらしい、
という話に行き着くまでに手間がかかって、
ソフトが完成したのはライブ当日の昼になってからでした・・・