2007年。

今年の大晦日は、ここ数年のなかでは珍しく
かなり落ち着いて迎えています。
生活環境の変化がそうさせているんだろうなあ、と、
こたつでぬくぬくしながらこの記事を書いています。

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2007年の自分を振り返って、ひとことで表すとしたら
「無茶」かなあ、という感じです。

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実は今年、転職したのです。
システム系のお仕事を4年ほど続けていたのですが、
映像制作事業のお仕事全般をすることになりました。

前の勤め先には昨年の6月くらいに辞意を表していたのですが、
実際辞職できたのはまるまる1年後。
当時立ち上げに関わっていたプロジェクトがかなり大きめのものだったので
(たぶん、今頃日本全国の皆様のお役に立ってると思いますよ)、
それが終わるまで抜けられなかった感じでした。

はじめての転職でしたし、決意したときには確たる次の収入源はありませんでしたから、
非常に不安でした。
それでも、自分が世の中により貢献できる道と確信した方を選びました。
そういう道なら、少なくとも食いっぱぐれることはないはずだ、という楽観のもとに。

とりあえずの結果としては、この大晦日に
比較的安穏として生きています。

それを僕の手柄と言う気はありません。
僕がいくらがんばっても、受け入れてくださる方々がいなかったら
僕なんていつ灰になってもおかしくはない。
受け入れてくださった方々には、深く御礼申し上げます。

まだ不安はたくさんあります。課題もたくさんです。
でも、おそらく不安や課題なんてものはどんな道を選んだって必ずあるのだろうし、
それを解決する唯一の近道は、何にしろ愚直にこなすということだけです。

どんな道でも困難であるのなら、より良い道を選ぶ方が絶対に幸せだよね。
2007年は、そう考え、いろいろと実行した年になりました。

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昨年からじりじりと手をつけていた、
4月の京都での二人展「valo-kuva」。
初の関西での展示ということもあり気負うところも大きく、
肉体的にも精神的にも、岩沢とふたりでぎりぎりのところまで無茶をしたと思います。
二人展は、成功でした。

辞職間際の会社勤めが続く中、
もっと余裕さえあればできたことはいっぱいありました。
でも、あれが当時の僕らにできた100%だったと、初めて胸を張って言えることができたと思います。
そして、東京でやっていたときよりもさらにたくさんの方々に見ていただけた。
だから、二人展は成功でした。

次回の関西での展示は予定も立たない状態ですが、
いつかまた絶対に、岩沢と一緒にやりたいです。

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生活環境が変わる中で、
今までやっていたことが立場上できなくなって
悔しい思いをすることもたくさんありました。
しょうがないと慰めてくださる方も多いですが、
やはり悔しい思いは消せません。あきらめきれないんです。
2008年は、2007年の悔しい思いをすべて解消できる年にしたいですね。

僕は皆様の生活や環境がより良くなるようがんばりますので、
その成果が、ほんとうにより良いものだったら
皆様にはぜひ受け入れていただきたいです。
お互い、より良い世界をあきらめずに目指していきましょう。